国産ピアノメーカーの養成所を卒業
当時、浜松にあったメーカーの養成所で
一年間の寮生活。
一年制のため先輩も後輩もなく、
北海道から九州までの楽器店から集まった、
19歳から26歳までが「同期」として
フラットに生活するという、
実はかなり特殊な環境でした。
私はちょうど真ん中くらいの年齢でしたので、
快適に、思う存分楽しんでしまった感があります。
年下の同期には、
同期なんだから敬語いいよ~と公言していましたが、
「みっしー、ご飯行きましょう~」
のような感じで、ゆるめな日本語文化が醸成、
良い付き合いができたように思っています。
私の代は総勢40人弱で、男女比は5:5。
例年より男子がかなり多かったそうです。
(前年は男子5人くらいだったと聞きました)
一番の思い出は、
台風一過の休日に同期の友人と行った御前崎。
どこまでも続く水平線を見るのは初めてで、
「本当に地球は丸いんだ」と実感しました。
調律の成績はなかなか上がらず、
どれだけ努力しても中の下くらいでした。
卒業試験の成績もそのくらいだったと思いますが、
何とか合格し、無事に卒業することができました。
あれから15年ほど経ち、
この仕事を続けている同期は恐らく半分くらいですが、
今でも何かあると連絡を取ったり、相談したり、
何もなくても連絡してみたり、
よい仲間が与えられたことに感謝しています。
※御前崎付近での写真。右が三島です。
左は同期の「こうちゃん」。
彼は私より数年早くフリーランスになりました。
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